ナカタケブログ

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萩往還140kmと脂質エネルギー

さて、5月3日に「山口100萩往還マラニック大会」の「B.マラニックの部140km」を走って参りました。ここで、どうやって140kmもの長い距離を走りきったかをまとめておきたいと思います。

 

大会の結果

https://www.instagram.com/p/BTqTmKwlfDW/

 

結果は以下のとおり。

 

・記録

15時間13分45秒(2位)

 

できすぎ!順位も記録も狙っていなかったのに。

 

いかにして140kmを走ったか

大会前までの僕のデータ

走歴4年。フルマラソンのベストは 2時間37分47秒。フルマラソン以上の距離を走ったのは「霧島・えびの高原エクストリームトレイル」の63km一度きり(練習では90kmが最長)。そして、3月19日の「さが桜マラソン」後、2週間休んで、4月3日から萩往還までに360kmほどランニング(70km、60km走を一回ずつ)。

140km走るにあたってのテーマ

去年のエクストリーム63kmや、練習でのロング走で、長い距離を走っていて、疲労で走れなくなる苦しみは嫌という程味わっているので、とにかく完走できるように。順位やタイムはどうでもよい。

というわけで、萩往還でのテーマは「脂質エネルギーで走ること」。去年の12月から食事を変え、糖質に頼らず脂質エネルギーで走るためのアレコレを試してきました(その結果、フルマラソンでは自己ベストが出せない、という形でマラソンシーズンが終わってしまったのだけれど...)。そこで得られた知見と、インターネットや書籍での調査の結果、糖質に頼らずとも走れるし、ウルトラマラソンのようなスピードを必要としない競技では、むしろその方が楽に走れるはず、という仮説を立てていました。理論上はそうだけど、果たして本当にそうなるのか。

脂質を燃やすためにやったこと(レース前)

ほぼ糖質を摂らない、厳し目の糖質制限を一ヶ月間行いました。そして一日一食(夕食のみ)。走るのは食事前。こうすると体内にはほぼ糖質が供給されないので、脂質をエネルギーとして使うしかない状態になります。その結果、脂質エネルギーを使えているかの基準値である「ケトン値」が朝レベルで 2mmol/L まで上昇。

脂質を燃やすためにやったこと(レース中)

できるだけ糖質を補給しないようにしました。最初の50kmまでは何も補給しない。給水は、水のみ(ミネラル補給のために塩熱サプリは摂取)。50km過ぎてからは、タンパク質摂取のためのササミやアミノ酸サプリを、脂質摂取のためにマカダミアナッツを補給。ただ、エイドで名物の明木まんじゅう、虎ヶ崎のカレーは食べてみました(カレーはご飯少なめにしてもらったあげく、ご飯を残したけれど)。

そして、脂質が燃え始めるには時間が掛かるため、初めの50kmはゆっくり走ることを意識しました。だから前半は追い抜かれてばかり。

それから、腹式呼吸深く呼吸をすること(脂肪を燃やすには酸素が必要)、体幹だけに力を入れ他の力は抜くこと(体心捨力)、内臓を揺らさないために一歩一歩丁寧に着地すること、を心がけました。走ることは、究極のマインドフルネスですね。

https://www.instagram.com/p/BTKqDLyF-RZ/

レースプラン

その上でのレースプラン。おそらく、脂質が燃えてきて楽になってくるのが50kmあたり。そこからは山に突入するので、その状態でどこまでいけるか。

急な上り坂は歩く。走らない上り坂を利用していろいろ食べたり飲んだりする。

それから、萩往還140kmでは2箇所に自分の荷物を遅れます(50km地点、105km地点)。が、僕はできるだけミニマルに走りたかったので、荷物は最小限にして、50km地点には荷物は置かず、105km地点に食料(肉、ゆで卵、プロテインドリンク)を送りました。

ゴール予定時間は、夜通し走ることも考慮して、全てがうまくいけば、18時間以内、お昼12時代に帰って来れれば御の字かな、と。

レース結果

予定どおり、たくさんの人に抜かれながら、ゆっくりゆっくり、呼吸を深く、一歩一歩丁寧に、を意識し、みんながエイドでうどんやコーラを飲んでいるのをスルーして走り続けた結果、40km前くらいから脂質が燃えてきたのか、楽に走れるようになって、50km地点のチェックポイントまでに2位になっていたようです(それに気づいたのはしばらく先の山の中のエイドだけれど)。

普通は50km地点に荷物を用意しておき、ここで山に入る準備を整え、先を目指すようですが、僕は荷物を預けていないので、水だけ補給して通過。

ここからとんとん拍子。

山を超えて萩に到着したのが午前2時くらい。早朝の綺麗な海辺を走るつもりが、まだ暗くて何も見えず。105km地点では、送っていた荷物を受け取るはずが、僕の到着が早すぎて荷物を積んだトラックが着いたばかりで、引き渡しの準備が整っていない(係りの人が何とか僕の荷物を引きずり出してくれました)。

ゴールでは、動画で見たようなみんながハイタッチで出迎えてくれるような事もなく、淡々とゴール(朝10時だったからね)。

https://www.instagram.com/p/BT6b2cElu-k/

上:スタート直後。まだ元気。左下:133km付近。坂道が急すぎて歩いてたとこ撮られた。右下:ゴール地点。 #萩往還 #ランニング

感想

結果、「糖質を摂らずに脂質を燃やして走る方が楽に走れるはず」という仮説が、やんわり証明された感じです。140km、楽ではなかったけど、とくに「疲れた」という感覚はありませんでした。中盤までは、ふわっとしていたら、ただただ距離と時間がかってに過ぎていく、という感覚。終盤は、筋疲労による脚の痛みと、岩にぶつけたつま先の痛みとの戦い。

やはり、ウルトラマラソントライアスロンのような、耐久系の競技は、糖質エネルギーより脂質エネルギーを使った方が有利ではないかなぁ、と思います(フルマラソンでも有利かというと、今のところ微妙)。

ただ、もっと競技性の高い大会では、もう少し糖質を摂ってスピードを出す、というのも一つの手なのかもしれない。そのあたりはまだ分からないし、そうだとしてもバランスが難しそうではあります。

https://www.instagram.com/p/BTz2drLlBfT/

とても楽しかった萩往還

今回は「どういう計画で走ったか?」に的を絞って書きましたが、もちろん大会中にはいろんな物語がありました。僕は大会前から楽しみで楽しみで仕方がなくて、大会中も大会後も楽しくて、しばらく萩往還ロスになるくらいだったのですが、その辺りのことも、また別の機会に書こうかなと思います。

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